珪素物語

ケイ素の漢字に秘められた古代人の叡智

ケイ素を調べていると現代の人間よりも、古代の人の方がケイ素をよく知り活用していたことがわかります。

ケイ素という漢字表記は日本では「珪素」と書きます。

漢字というものは中国で生まれて韓国でも使われていました。大陸でケイ素を書く時は「硅素」と書きます。

本来ケイ素は鉱物なので、固いという硅を当て嵌めたのはわかります。しかしそれが日本でなぜ「珪素」となったのか?

不思議に感じました。

想像ですが、ここに日本人の知恵を感じます。

ケイ素は本来土中にたくさんあります。そして土中というのはミネラルの宝庫です。当然ケイ素もミネラルの一種で、ケイ素成分がたくさん含まれる作物や水が体によいとされます。

つまり「珪素」はたくさんあるミネラルの王様なんだ、という事を古代の日本人は知り、漢字も「硅素」から「珪素」にしたのだと思います。

日本人の叡智は凄いと思いませんか?(^^)

モバイルバージョンを終了