珪素物語

因幡の白兎とケイ素の関係

「因幡の白兎」または「因幡の素兎(しろうさぎ)」のお話をご存知でしょうか?

幼い頃一度は聞いたことがあるかもしれません。

お話は、、、

その昔、隠岐の島にいた兎が、因幡の国に行くために海を渡る必要がありました。

そこで兎は、海にいたワニザメたちにこう言います。

「私とあなたたち一族とを比べて、どちらが多いか数えましょう。出来るだけ同族を集めてきて、この島から因幡の国の前まで並んで下さい。私がその上を踏んで走りながら数えてあげましょう」

言われたワニザメたちは向こう岸まで一列に並び、その上を兎がピョンピョン渡ります。が、もう一歩という処で兎の嘘がワニザメにバレて、毛皮をむしり取られてしまいます。

そして兎が痛がっている処に意地悪な八十神たちが「海で塩水を浴びて、風に当たって伏していなさい」と言われます。それを信じた兎はその通りにしますが、痛みはさらに酷くなり兎は泣き出します。

そこへ通りかかった大国主神(おおくにぬしのみこと)が、「直ぐに川の真水で身体を洗いなさい。そして「蒲(ガマ)の穂」を敷いて寝ていなさい」と兎に言います。

教えてもらったとおりに兎が試すと、今度は体の傷が治まりすっかり回復したのでした。

これが出雲に伝わる「因幡の白兎(いなばのしろうさぎ)」のお話です。

このお話がなぜケイ素と縁があるのかと言いますと、兎の傷を癒した「蒲(ガマ)の穂」が実はケイ素なのです。

蒲の穂はススキに似た多年草の抽水植物です。

蒲(ガマ)の約80%はケイ素で出来ています。

ケイ素は皮膚再生能力がある為、神話の兎の傷が回復したのも現代医学から言っても理解出来るところです。

そして奇しくも水溶性ケイ素の肌の安全性を証明する実験では、兎の肌を使って実験するのですね。

なぜ兎を使うかというと、兎の肌は人間の肌よりも弱く兎の肌で安全性が証明出来れば、すなわち人間でも当然安全だからです。

古代の神話には、叡智が散りばめられていますね。

モバイルバージョンを終了