ステロイドが体に悪い理由
肌荒れやアトピーになると病院から処方されるのがステロイドという薬です。
このステロイドがなぜ体に悪いのかということを説明しますので、覚えておいてください。
まず、ステロイドとは何かと言いますと、人口で作った副腎皮質ホルモンのことです。
副腎皮質ホルモンは何かと言いますと、肌をキレイにするホルモンのことです。
副腎皮質ホルモンは肝臓の上方にある副腎といういうところで作られ、必要に応じて分泌します。
この副腎皮質ホルモンが不足すると、肌荒れとなります。そしてその肌荒れが極度に酷いのがアトピー性皮膚炎です。
体内で作られる副腎皮質ホルモンが無いので、それを補う人口で作った副腎皮質ホルモン、つまりステロイドを塗布するということです。
当然ステロイドも人口で作ったものですが、副腎皮質ホルモンと同様の働きをするので肌荒れは緩和します。
よくなるのです。
ただここで2つの弊害を起こします。
それは外部的に人口の副腎皮質ホルモン(ステロイド軟こう)を肌に塗ることにより、脳は「副腎皮質ホルモンはすでにある」と判断して、副腎で副腎皮質ホルモンを作る命令を出さなくなります。
体内の恒常性の不具合の原因を作ります。
肌トラブルにステロイドを使うことは、分かりやすく例えるなら借金がかさみ、返済出来ないので消費者金融からお金を借りて返済するようなものです。
返済という一時的な問題解決は出来ます。
しかし、さらに大きな問題があります。
やはりステロイドは人工で作ったものなので、人間の自然な細胞とは相性は合いません。体と相性が合わないものは「毒素」ということです。
体内の毒素は肝臓という臓器が吸収します。そこで解毒しようとするわけです。が、解毒出来ない「毒素」はそのまま肝臓内で取り込んだままとなります。
毒素の蓄積です。
肝臓は解毒という仕事以外にも、脂肪を分解するという仕事も同時にしています。解毒に働きの多くが費やされますと、脂肪の分解の仕事が出来なくなります。
その為に起こるのが、肥満現象です。
身体に毒素の多い人の傾向に肥満があります。
俗に言われる毒素太りというものです。
これがさらに悪化されると、肝機能障害に繋がります。
肝機能障害の最悪な合併症は「肝性糖尿病」「肝腎症候群」「門脈圧亢進症」に繋がり、最悪は死にます。
これは先ほど例えた借金の一時しのぎのお金が溜まりに溜まって、自己破産する現象に似ています。
お金の最悪は自己破産で命は無くなりませんが、身体に毒素を溜めた成れの果ては「死」です。
そういう仕組みになっています。