極度な手荒れの場合
手荒れの酷い方からのご相談を受けました。
手荒れと一口に言っても、その程度は千差万別です。カサカサ程度は軽傷で、酷くなると皮膚が切れて痛みを伴う場合もあります。
今回ご相談を寄せて頂いた方も、相当酷くてすでに皮膚が切れています。
ちょっとした手荒れの場合と、こういう酷い手荒れの場合ではケイ素製品の使い方が違ってきますので参考にしてください。
よくあるカサカサ感(痛みを伴わない)
・洗い物はNソープシリカ
・ホワイトシリカ20倍希釈水噴霧
・バランスシリカでケア
酷い荒れ(痛みを伴う・皮膚の割れ)
・バランスシリカ使用ストップ
・ホワイトシリカを精製水で200倍希釈水のものを、1時間に1回塗布
です。
一概に肌荒れ、と言っていも様々な原因が考えられます。
普段使っている石鹸、洗剤、食生活から精神的なものまで。
色々お伺いしてみたところ、今回のご相談者は基礎体温が平時で35度台。起床後すぐは34度台ということで、こちらも原因となることが考えられます。
今回は単純な対処法として、まず普段よく使う洗剤系統を考えてみましょう。
粗悪な洗剤が体に与える悪影響を示唆した、新聞記事があるのでまずは参考にしてください。
合成洗剤で精子衰弱
危険な皮膚呼吸
少子化の原因の一つに不妊がある。その原因の半数は男性側にあり、その主な原因として精子数の減少や運動能力の低下が挙げられる。2017年の調査で、欧米男子の精子の濃度が40年で半減しあっと発表された。さらに日本人は欧州4か国との比較で精子が最も少なかった。このままでは男性の精子は無くなってしまうと考える専門家もいる。
1秒で精子を殺す
精子を衰弱させる原因として人工物質や生活習慣などがある。その中でも最近、問題視されているのが合成洗剤。台所洗剤やシャンプーは肌に直接触れるからだ。
本来皮膚は、脂肪もたんぱく質も水もアルコールも吸収しないが、ホルモンと合成洗剤は無条件で吸収してしまう。
合成洗剤の主成分を人体の下腹部に塗布する実験では、5時間後に尿から排出された。これは成分が皮膚から体内に入ることの実証である。
皮膚の表面には角質層があるが、合成洗剤の主成分は分子が小さいため皮膚を通り抜けてしまう。口から入り腸などで吸収された場合は肝臓に運ばれ、分解・解毒され、腎臓経由でほとんどが排出される。しかし、皮膚から浸透した場合は皮下脂肪をはじめ、脳、精巣、卵巣、乳房など、脂肪の多い組織に蓄積。生殖器の吸収度は腕などの40倍になるという。
マウスの実験では主成分を2.5㎎ほど肌に塗布した。すると精子のDNAとミトコンドリアが切れ、鞭毛(べんもう)が解けるといった現象が起こった。
ミトコンドリアはエネルギーをつくる細胞の器官で、これが損傷されると細胞は活動できなくなり細胞は死んでしまう。現に、合成界面活性剤は女性用の避妊フィルムに使われており、50ppmの量なら1秒で精子を殺してしまうのだ。
実は合成洗剤の議論は1960年代に始まっている。1972年には三重大学の三上美樹教授が妊娠中のマウスの皮膚に合成洗剤を塗った実験で、全てのマウスの胎仔(たいし)に全身出血、奇形の発生を確認している。さらに1977年には精子に影響を与えると発表。しかし、当時の厚生省を中心に有害性が否定され続けた。
1万倍も危険な柔軟剤
危険なのは合成洗剤だけではない。
最近テレビCMで頻繁に目にする柔軟剤も危ない。柔軟剤は以前から存在したが、近年の人気の理由は布を柔軟にする機能よりも、その香りにある。独特の「いい香り」を出す為に、強い匂いを出す香料を添加していて、それが若い世代にウケて販売数を大きく伸ばしているのだ。
ドン・キホーテのような深夜の量販店に行くと、柔軟剤の棚には香りを嗅ぐことが出来る販促展示があり、そこで若い人が「試香」している姿を見かけるはずだ。
この香料、布に長時間付着させるために接着剤が使用されている。専門的には「イソシアネート」という物質で、工業的には「2・4-トルエンジイソシアネート」という物資がよく使われている。
実はこの物質、シンナーの1万倍もの強毒性で、腹痛、咳、吐き気、喉の痛みが現れることが分かっている。しかし、シンナーの一万倍の強毒性を考えれば、その症状は氷山の一角かもしれない。
イソシアネートの毒性はまだまだ分かっていないことも多く、体内に取り込まれればどのような影響を及ぼすか、研究はほとんどされていない。
しかし、強い香り付きの柔軟剤の使用が若い世代でこの10年当たり前になってきており、それと若い世代の不妊症を照らし合わせると、何らかの影響を及ぼしている可能性がある。
重要なのは被害が明らかになってからでは手遅れ、ということだ。